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    母の記録8

    2012.03.09 Friday 10:32
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      JUGEMテーマ:家庭


      主治医にセカンドオピニオンの事を話し、必要な書類を準備し友人に紹介されたクリニックへ向かった私達。

      藁にも縋る、とはまさにこの事だなぁと感じた。

      もう母にはそのクリニックしかなかったから。

      結論から言うと、私達はそのクリニックに転院する事を決めた。

      今まで通っていた総合病院とは違ってクリニックだから入院設備もないし、家からもかなり遠い。
      でも、今までの主治医と違って、そのクリニックのの院長先生は

      まだがんと共存する余地がある

      一緒に頑張りましょう

      と、私達に希望を与えてくれたから。その時の私達には、治る治らないとかそういう事よりも、励ましてくれる、いたわってくれる言葉が必要だったんだと思う。

      ただ、転院するにはひとつ条件があって(それが結構大問題)

      何かあった時に診てもらえる病院を必ずバックにつけておくこと。要はそこのクリニックでは癌の治療しか行えない。それはそのクリニックに入院する設備がないこと、家からの距離が遠すぎる為、治療の途中で何かトラブルがあった時、救急車でたらい回しにされてしまう可能性があるから、とのこと。

      まぁ、はたから聞けば治療はしますが何かあってもうちは責任持ちません、みたいな感じでちょっと「え?」って思っちゃうけど、それは仕方ないんだと思う。

      でも現実問題、治療は別の病院でやるけれど何かあった時に診てくれるってそんな都合のいい病院はなかなかなく、そこがネックでクリニックに転院できないという患者さんは多いとか。

      そりゃ命が関わっているんだから、急に診てくださいって言って診てくれる医者なんていないだろう。。。

      少し希望の光が見えたのに、またしても問題を抱えた私達。

      ▽▽▽

      その後、私は家の近くの病院にかたっぱしから電話をかけ、何かあった時診てもらえないかと問い合わせたが

      案の定

      「うちは紹介状がなければ駄目です。今の主治医と相談してください。」

      と門前払い。

      分かってはいたけどさ、結構対応冷たいんだ。こっちは生きる為に必死なのに、どの病院も「は?あんた何言ってんんの?」って感じ。

      流石に電話かけてて涙出たよ。

      でも、これはやっぱり母の人徳なのかな?

      数日後、セカンドオピニオンの事を今の主治医に伝えに行った時、駄目もとでその事を主治医に話したんだ。

      要は転院はするが、具合が悪くなったらみてくれ

      という事を。そんな虫のいい話、今の主治医がうんと言ってくれる訳ないだろうと思っていたんだけど、意外にもあっさり

      「いいよ。でもその時ベッドが空いてなかったら厳しいけど。確約はできないけれど、診てあげる」って。

      本当に有り難かった。

      でも、厳しい事も言われた。それは今の医療、病院の限界について。それは

      まず転院先の治療方法。

      今までは、抗がん剤を各クールごとにがっつり入れて、がんを攻撃していったのだが、転院先では母の癌に効くだろう抗がん剤を色々組み合わせ、少ない量を毎週入れるというもの。副作用も少なく、QOLも保つ事ができ癌と癌と共存して延命させることを目標とするんだが

      それに対して主治医は

      癌はそんな治療で押さえられう程甘くない。ハッキリ言って気休め程度。
      治療を頑張るのはいいが、それよりも近い将来の事をしっかり考えなさい、と。

      今病院は圧倒的にベッド数が足りなくて、もしもの時に入院できるとは限らない。これから先、寝たきりになるだろうし、ホスピスの準備をするなり、在宅なら往診してくれる医者を探すなり、自分の最期をどうするかを考えなさいと。

      まだ元気は母にこれは結構きつい言葉だった。

      その時は、あんな酷い事言わなくてもいいじゃないかと、母と二人主治医を恨んだが、今考えると医師は今のがん患者の現状を知っていたからこそ、夢見る私達にしっかり忠告してくれたんだ、と思う。

      医師が言うには

      癌の進行が進み、体が弱り介護や緩和が必要な時は病院がいっぱいで診てもらえないケースが多いという。
      ホスピスも患者数に対して圧倒的に少なく、入りたいときは3ヶ月待ちとかで入れないまま亡くなってしまう人もいる。救急車で病院に搬送するも、今までかかっていた病院はいっぱいで、たらい回しになるという事もあり、知らない病院では今まで受けていた患者の治療履歴が乏しく、今後の治療方法を決定しづらいらしい。

      今では本当に医師の言う通りだったな、と思うが当時はそんな言葉は聞きたくなかった。

      母もかなり落ち込んでしまったし•••。

      そして母は、クリニックに転院することになり

      緊急時は今までの主治医に診てもらうという新しい体制になった。
      category:★母のこと | by:あひるcomments(0) | - | -

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