久しぶりに本を一冊読破した。
母のお見舞いに行っても手持ち無沙汰な時間が多かったので。
最近本なんて読んでないから何を読んだらいいか分からなくて、そしたら″神様のカルテ″が目にはいった。
CMで映画化されてるのも知ってたし、ま、読んでみるかぐらいの気持ちで。
人の生死に関わる内容だから、今の私の状況からして読むべきか少しだけ迷ったんだけど。
主人公は夏目漱石を愛するちょっと変わったお医者さん。
病院では変人扱い。
口では病院や社会に対する不平不満ばかり言っているが、患者を誰より大切にする優秀医者。
主人公を取り巻く人達が個性的で、でもどこか温かくて
自分の生き方や現状に悩みながらも明るく前向きに生きる姿が読んでいて気持ちいい。
亡くなっていく患者に何が出来るのか悩む主人公に
私の母もこんな先生に診てもらえたらなぁと思ってしまった。
実際、患者や家族の心をサポートしてくれる様な医者は少ない。一生懸命に治療してくれるけど治療方法がなくなると結構バッサリ切られるんだよね。
実際医者が何をどう感じているのかは分からないけど。
神様のカルテ、読み終えた後
心がほっこりと温まりました。